芹沢様のお宅に訪問させて頂いて…。

                                 下村 恭子  

私は、初対面の人が苦手で、正直話なんて出来ずに、話を聞くだけで終わってしまうのだろうと思っていました 。
実際お家に伺い、趣のあるお家な上に、昔来た事があるかのような、落ち着きがありました。
芹沢さんとお会いして、何がと言うわけではありませんが、雰囲気がよく、私は初めての人と話すのが苦手でしたが、話が弾み、友達と話しているかのような気分になっていました。
その時、話す時や、話す場の雰囲気が、大切だという事を改めて感じました。このことは、何をする時にも大切で、看護にもとても大切だと思いました。
大切、大切だと言われていても、実際にその事を経験しないと、感じないものだとも思いました。

そして、以前より村松代表が話されていた、介護と看護の違いについても、芹沢さんは、「介護ではない看護って素晴らしいですね」と言われていて、その事について知りたくて尋ねてみました。
実際に、お話を聞いて、看護と介護の違いについて、言葉で表現するのは難しいのですが、話の中から、感じる事ができました。「看護とは」は、「看護」と言葉に出して言うものでなく、きちんと患者さんや家族の方を、しっかり見ながら、しかし見るだけでなく、相手の立場に立って、話を聞きいていく事が大切だと思いました。
また、自分が実際に経験をする事も大切だと思いました。体を拭いたり、温めたりすることは、人に対してはするけれども、実際に経験をしたことがなく、経験していない上に「気持ちいいだろうか?」とも、考えていなかったような気がしています。その事を、経験された芹沢さんの話を聞いて、自分がされてみてはじめて分かる事はたくさんあるんだと、改めて感じました。

最後に、芹沢さんの話の中で、とても印象的で心に響いている言葉があります。それは、「介護・看護するって素晴らしい、どこかの大学に行くよりよっぽど素晴らしい!!」と言われた事です。
私の中に、実際ラーニングナースとして、ここに入らせていただいたとき、皆の話を聞いているうちに、「大学に行けばいいの?」と思っていました。でも、「そうでないのでは?」と思いたい気持ちもありながら、勉強、勉強とこだわっていた自分がいました。
芹沢さんの話を聞き、やっぱり、「そうではない!」と思う事ができたことです。自分の中で、勉強へのこだわりが少しなくなりました。
 
勉強や、学びはとても大切で、それがなくては基本的な部分において、看護は成り立たないと思いますが、それだけでは、看護はできないとも教えていただきました。周りの人が支えてくれたから、今日があると感謝する心を持つ事が、重要であるとも教えていただきました。

私は、今まで、何年間か看護師として働いてきましたが、何においても、前向きに考えられる事ができずにいました。なので、気持ちも後ろ向きになっていて、自分からすすんで積極的になろうと考えたことがありませんでした。しかし、何かを変えたいと思い、ラーニングナースとして入らせていただき、芹沢様とお話をさせていただいたことで、前向きに、積極的になることの大切さを学びました。

そして、この学びを少しでも、生かすことが出来るようにしていく事が、大切であり、重要であることも学びました。
学びの場は、看護の場面だけでなく、色々な所にあるのだという事を改めて感じ、実際にラーニングナースは、看護の場面だけではない、学ぶ場がたくさんあり、そのことをとてもうれしく思っています。

 




           芹沢ナル様とお会いできて感じたこと  澤田仁美
           芹沢ナルさんとの出会い         永野由佳

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