芹沢 ナルさんとの出会い
永野 由佳 
先日、村松代表が、数年前、ご自宅でお母様を看取られたときに訪問看護に行っていた頃からのお付き合いという、芹沢ナルさんのお宅にお邪魔してきました。ご自宅でお母様を看取られたときのこと、「介護ではない看護ってすばらしいですね」というナルさんの言葉、ナルさんのお名前は「ナイチンゲール」の「な」と「る」をとったステキな名前ということなどなど、村松代表からちょこちょこお話を伺っていました。だからお会いできるチャンスに恵まれ、とってもわくわくでした。
お伺いすると、とびきりの笑顔で玄関口までお迎えに来てくださっていました。村松代表からお伺いしていた『噂の井戸水』でも手を洗うことができました。お宅ははじめてお伺いするのにとっても心地よくて、懐かしくって、気持ちがくつろぎました。きっと芹沢さんの想いがそうさせているのだろうと思いました。芹沢さんと娘さんは、心から迎えてくださり、おもてなしをしてくださり、そのお気持ちが大変うれしかったです。
看護師としての訪問とはまた違って、「永野由佳」としてお会いしてきたように思います。芹沢さんのオーラだと思うのですが、お伺いしたラーニングスタッフ一人ひとりの素が引き出されたように思います。『ナルさんパワー(勝手に命名)』で、普段出ないような話も引き出され、互いの新たな一面を知ったりもしました。
在宅看護の世界に踏み入れてから、90代の方を何人か受け持たせていただく機会がありました。その中で「年ではなく生きる姿勢」が大切ということを、みなさんに出会って学ばせていただきました。皆さんとの出会いで、向上心・意識の高さに感動し、触発されパワーをいただきました。芹沢さんとの出会いでも、それをやっぱり感じました。芹沢さんは輝いていらっしゃいました。
芹沢さんは周りに与え、相手を大切にすること、もてなすこと、関心をもって耳を傾けていくこと、生かされていることへの大いなるものへの感謝、他への感謝など、プラスのエネルギーを全身にもち、キラキラしていらっしゃいました。芹沢さんはそれらを常に発信し、周りの人たちに与えるパワーを持っていらっしゃるように思いました。ナルさんの娘さんもまた、その大切なものをしっかり受け取っていらっしゃるのだなあと思いました。ナルさんのお母様からナルさんへ、そして確実に大切なものが、娘さんへ伝わっているように思いました。
私も、芹沢さんから頂いたパワー、伝わったものを、いろんなところで還元していきたいと思います。そうすれば大切なものや想いは伝わっていき、時の流れに関係なく生き続け、そしてまた誰かに伝わっていくと思います。そのような良い連鎖が、次世代に続いていったらいいなと思います。芹沢さんがもっていらしたパワーは、看護に繋がるとても大切なパワーに通じているように思いました。
不思議で素敵な出会い。でも会うべくして会ったように思います。全てが用意されて、導かれて。
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