<ケアマネージャーの見た地域事情 1>

まだ5月の、居宅介護支援事業所の指定認可が下りない時期のある日に。
住民票を移動したこともあり、地元(旧村)の自治会にあいさつが必要と考え民生委員さんのところにも寄ったとき、玄関はあいているのに、返事はなし。
横にまわると納屋で、おばあさんが野良着に着替え中。声をかけて挨拶をすませてしばし世間話。耳は達者でなんと96歳だとのこと。
このあたりは飛騨牛の産地であるが、「私は肉も魚も、ほとんど食べません。でも、こんなに長生きしています?」とのこと。腰は少し曲がっているが肌のつやもよくこれから、畑仕事をするということであった。
帰り道、田に注ぐ水の流れを見ながら、自然で堂々と年をとるってステキだなと思った。


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